夏の夜空を代表する景色といえば、天の川を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。
けれど、倉敷の街なかで天の川を見つけるのは、そう簡単ではありません。
街を照らすたくさんの灯りが、淡く広がる天の川の光を包み込んでしまうからです。
少し残念に感じるかもしれません。
ですが、その灯りは人々の暮らしがあり、まちが発展してきた証でもあります。
夜でも安心して歩ける道や、家々の窓からこぼれる灯り。その一つひとつが、倉敷というまちの営みを映しています。
だからといって、天の川が消えてしまったわけではありません。
その光は今も、変わることなく私たちの頭上を流れています。
夏の大三角を見つけたら、こと座のベガから、はくちょう座のデネブ、そして、わし座のアルタイルへ。
さらに南へ目を向けると、赤く輝くアンタレスを抱くさそり座が見えてきます。その間を結ぶように、目を凝らしてみてください。
条件が良ければ、淡く流れる天の川の気配に出会えるかもしれません。
もし時間があるなら、街の灯りから少し離れた郊外へ足を運んでみるのもおすすめです。
夜空は、場所が変わるだけで驚くほど表情を変えます。
今夜、ほんの少しだけ空を見上げてみてください。
見えないと思っていたものが、静かにそこにあることに気づくかもしれません。
投稿:taka.

